結婚と言えば、行わなければけないのが
婚姻届の提出です。
入籍日は選ぶことができますので、
この日!と決めて提出している人も多いもの。
ただ、せっかく日にちを決めて行ったのに、
資料の不備や不足で提出できなかった…
なんてなってはもったいですよね。
特に窓口が開いている時間に提出できれば
その場で修正できることもありますが、
それ以外の時間だとそうもいきません。
婚姻届を提出する前には、
記入漏れがないか
必要な資料は揃っているか
しっかり確認しましょう!
婚姻届の基本事項の書き方は?
婚姻届には必ず、
”基本事項”を記載しなくてはいけません。
基本事項とは、
- 届出日
- 氏名
- 住所
- 本籍
- 父母の氏名・続き柄
- 婚姻後の夫婦の氏・新しい本籍
- 同居を始めたとき
- 夫婦の職業
- 届出人署名押印
- 連絡先
- 証人
のこと。
ひとつずつ詳しくみていきましょう!
届出日
この日が二人の「入籍日」となります。
婚姻届は365日24時間受け付けていますので、
土日祝でも大丈夫です!
氏名
それぞれの旧姓を記載します。
漢字が特殊な場合は、戸籍に書かれている
漢字を使用します。
住所
ここに記載するのは、
住民票に記載されている住所と世帯主です。
結婚を機に住所変更などがある場合は
別で住民票の移動手続きが必要となります。
住所のマンション名の書き方について
詳しくは、こちらをご覧ください☆
▼婚姻届の住所やマンション名の書き方を見本で紹介!!
また、「まだ同居してなーい!」という方は
こちらの記事をご参考になさってください☆
▼婚姻届で入籍!別居のままだと住民票はどうしたらいいの?
本籍
それぞれの現在の本籍地と筆頭者を記載します。
筆頭者とは
戸籍の最初に書かれている人のことです。
ちなみに本籍地は自由に選べます。
婚姻届での本籍地変更について
詳しくこちらの記事に書いてますので
チェックしてくださいね。
▼婚姻届で本籍地が変更できる!人気の場所は
父母の氏名・続き柄
実の父母の名前を記載します。
両親が離婚している場合、
どちらかが死亡している場合でも
空欄ではなく名前を記載してください。
※続き柄は、次男・次女の場合は
二男・二女になりますので注意!
婚姻後の夫婦の氏・新しい本籍
婚姻後はどちらの名字にするのかを選びます。
また、新しい本籍は二人の新しい
戸籍の所在地になります。
基本的に本籍はどこでも大丈夫ですが、
戸籍謄本が必要になった際などに取りに行くのが
楽なところにしておくことをおすすめします。
同居を始めたとき
結婚式を挙げた日、もしくは
一緒に住み始め日の早い日付を書きます。
結婚式も同居もまだという場合は
空欄で大丈夫です。
夫婦の職業
それぞれの職業を記載します。
届出人署名押印
それぞれの旧姓で署名と印鑑を押します。
印鑑はゴム印は使えませんので
注意してくださいね。
連絡先
書類に不備があった際に連絡が
取れる連絡先を記載します。
証人
親・友人など誰でも大丈夫です。
もし夫婦にお願いする場合は、
別々の印鑑を用意してもらう必要があります。
証人について、こちらの記事に
詳しくまとめてます。
▼婚姻届の証人は代筆しても良いの?
参考にしていただいて
証人欄も埋めていきましょう。
婚姻届の職業欄の書き方をくわしく解説
婚姻届には2つの職業欄があります。
- 同居を始める前の
夫妻のそれぞれの世帯の仕事 - 夫妻の職業
です。
世帯の仕事とは、世帯主の仕事のこと。
1つの財布で暮らしている家族の中で
1番稼いでいる人が世帯主の家庭が多いです。
つまり
- 結婚前は家族と同居
→1には父親など結婚前の世帯主の職業
2には自分の職業 - 結婚前から一人暮らし
→1・2とも自分の職業
となります。
職業別の書き方一覧
ではそれぞれの職業別に、
記入の仕方をみていきましょう!
公務員の場合
「公務員の場合は提出方法が変わるの?」
と思っている方もいますが、
公務員だからといって、
婚姻届の提出方法にはなんら変わりありません。
- 同居を始める前の
夫妻のそれぞれの世帯の仕事
→「4」 - 夫妻の職業
→教師は「専門・技術職」
一般公務員は「事務職・サービス職」
管理職の公務員は「管理職」
警察官などの場合は「保安職」
などとなります。
2の職業欄は好きに書いていいわけではなく、
厚生労働省が定める”職業分類”の通りに
書かなくてはいけません。
※職業分類は国勢調査の度に改正されます。
少し難しいので
窓口の方に聞いて書くのがおすすめです(*^^*)
会社員の場合
会社員は少しややこしいです。
まず1の「同居を始める前の
夫妻のそれぞれの世帯の仕事」欄には、
- 従業員数1~99人の会社・個人商店等で
1年以上の契約で雇われて働いている人
→「3」 - 従業員数100人以上の会社で、
1年以上の契約で雇われて働いている人
→「4」 - 会社・個人商店等(従業員数は関係なし)に
1年未満の契約で雇われて働いている人
→「5」 - 企業の役員のうち、
役員報酬ではなく給与を受け取っている人
→3 - 企業の役員のうち、
役員報酬を受け取っている人
→「4」
と記入しましょう。
2の「夫妻の職業」欄には、
厚生労働省の職業分類から
実際の業務内容に近いものを選んでください。
こちらもややこしいですよね…(;・∀・)
窓口で聞けば教えてもらえるので、
悩んだ時は係の人に相談してくださいね。
医師・看護師の場合
医師・看護師の場合、
- 同居を始める前の
夫妻のそれぞれの世帯の仕事
→個人開業医は「2」
勤務医・看護師は会社員と同様 - 夫妻の職業
→「専門・技術職」
と記入しましょう。
教員・保育士の場合
教員・保育士の場合、
- 同居を始める前の
夫妻のそれぞれの世帯の仕事
→会社員と同様 - 夫妻の職業
→「専門・技術職」
と記入しましょう。
パート・アルバイトの場合
パート・アルバイトの場合は
会社員とほぼ同じです。
だいたいは1年区切りの有期契約だと思うので、
- 同居を始める前の
夫妻のそれぞれの世帯の仕事
→「5」 - 夫妻の職業
→実際の業務内容に近いもの
を記入してください。
無職・専業主婦の場合
無職または専業主主婦(主夫)など
金銭を稼ぐための活動を今していない人や
世帯全員が働いていない場合は、
- 同居を始める前の
夫妻のそれぞれの世帯の仕事
→「6」 - 夫妻の職業
→「無職」
と記入しましょう。
職業欄の記入は国勢調査の年だけ!?
2の「夫婦の職業」については
国勢調査の行われる年に
婚姻届を提出する場合だけ
記入すれば大丈夫です。
国勢調査が行われる年は
西暦で5の倍数の年です。
職業分類は役所の窓口に
職業一覧表が備え付けてあるので、
そこから選んでくださいね。
婚姻届の注意点まとめ!
さて、ここで
婚姻届を提出する際の注意点
をいくつかご紹介します。
まずは提出場所ですが、
これはどこでもOKです。
詳しくはこちらをご覧ください☆
▼婚姻届の提出先!出す場所はどこでも出せるってホント?
戸籍謄本・身分証明書など用意するものは?
結婚前の本籍地とは違う役所へ
婚姻届を提出する場合、
戸籍謄本が必要になります。
お互いとも違う場合は、
それぞれ必要になりますので
ちゃんと用意しておきましょう!
戸籍謄本は本籍のある役所でしか
入手できません。
遠方に住んでいる場合は、家族に頼んだり
郵送で手配しなければいけませんので
早めに動くことをおすすめします。
婚姻届にしっかりと記入をして、
必要な書類を持っていけばバッチリです!
※届け出たときに、万が一修正があった場合に
その場で訂正しするために
訂正印が必要となることもありますので、
印鑑も一緒に持っていくことをおすすめします。
保証人は20歳以下でも大丈夫?
保証人は基本的に誰に頼んでもよいですが、
20歳以上が基本です。
仲が良いからといっても、
未成年の場合は保証人になれませんので要注意。
※未成年でも既婚者であれば
保証人になることができます。
せっかく二人の門出の保証人に
なっていただくのですから、
思い入れのある方やお世話になった方に
頼むのが良いかもしれませんね。
婚姻届はダウンロードしたものでも良いの?
婚姻届は市役所に行ってもらうもの…
というイメージが強い方が多いと思います。
実は、
婚姻届は家でダウンロードしたものでも大丈夫
なのです!
最近ではご当地の婚姻届や
かわいいデザインの婚姻届も出ています。
婚姻届は正式書類なのでシンプルなもの
という印象もありますが、
デザインが入ったものでも受理してもらえます。
多少はデコってもOKですが、
過剰な装飾やプリクラはダメです。
このあたりのルールや
役所によっても運用が違いますが、
個性はほどほどに出しましょう( ;∀;)
また入籍を、会社に報告しなくちゃいけない方も
多いと思います。
こちらの記事に、タイミング・文例も書いているので
参考にしてくださいね。
▼入籍の手続き!会社報告のタイミングは?文例も紹介
「会社への報告が遅かった・・・」と
ならないように、チェックしておきましょう!
まとめ
いかがでしたか??
緊張する上にややこしい婚姻届ですが、
幸せな手続きでもありますよね♡
2人であーだこーだと悩みながら
記入するのも楽しいと思います!
窓口の人も書き方を教えてくれるので、
迷ったときは聞いてみましょう。
訂正印があれば訂正も可能です。
婚姻届の提出も
結婚に欠かせない一大イベントです。
二人で決めた記念日に提出できるよう、
早めに準備をしてくださいね♪
これから結婚の手続きは
沢山ありますよね。
こちらに分かりやすく解説しているので
参考にサクッと確認しておくことがおすすめです。
▼面倒な結婚の手続きをわかりやすく解説!男性の場合も紹介!
入籍から結婚式など
様々なイベントがありますね。
こちらに詳しく流れをまとめてますので
これからのスケジュール管理に
ぜひ、おすすめの記事です。
▼プロポーズされたら!入籍&結婚式までの流れ20のSTEP【完全版】
スケジュール管理や準備が
大切になってくるイベントばかりですが
楽しんで1つずつ片付けていきましょう♫
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