結婚式のブーケを
そのまま枯らしてしまうのではなく
『アフターブーケ』にして保存したい。
専門店に加工を依頼すると費用はかかるけど
どんな保存方法があるのか分からないし、
失敗して枯らしてしまうよりは…と
これから専門店を探される方も
いるのではないでしょうか?
でももし
自分で『アフターブーケ』にできる方法が
あるならどんな方法があるのか知りたい
ですよね。
そこで今回は
『アフターブーケ』の保存方法を特集します。
をご紹介します。
自分で「アフターブーケ」に加工してみたい人も
ブーケの加工専門店へ依頼する人も、
色んな加工方法をご紹介するので
参考に見てみてくださいね。
結婚式のブーケは保存して『アフターブーケ』に
思い出がつまったブーケは
結婚式が終わった後も、
きれいな状態で長く楽しみたいですよね。
そもそも『アフターブーケ』とは
結婚式の後、
そのままにしておくと枯れてしまうブーケを
長期間保存できるように加工を施したものです。
残したいイメージや希望の飾り方に合わせて
加工することで
大切なブーケをきれいな状態で
長期間保管できれば嬉しいですよね。
でもその加工を
自分でできる方法があるのをご存知でしょうか?
できるだけ費用を抑えたい。
自分で大切なブーケを加工してみたい。
という方は
ぜひ参考にしてみてくださいね。
結婚式のブーケを自分で保存する場合のおすすめの3つの方法
それでは結婚式のブーケを
自分で保存する方法とは
一体どんな方法があるのでしょうか?
ブーケを保存すると聞くと
普段する機会も中々ないし、
「難しそうだな、失敗しないかな」
と不安に思われるかもしれませんね。
3つの保存方法は作り方にも
様々なバリエーションがありますが
そんな不安に思われる方でも
比較的チャレンジしやすいおすすめな保存方法を
ピックアップしてみました。
この方法なら作れるかも?
と思う保存方法が見つかると嬉しいです。
ブーケの保存方法その1:ドライフラワーにする
植物の水分をゆっくりと時間をかけて
乾燥させることで作るドライフラワー。
作り方には、一般的によく知られている
吊るして作る「ハンキング法」から
薬剤を使用して作る「グリセリン法」まで
色々と作り方があるのをご存知でしょうか?
-
- ハンキング法
- ドライインウォーター法
- シリカゲル法
- グリセリン法
”結婚式のブーケをドライフラワーに”
と考えると、
この4つの方法の中で一番おすすめなのは
吊るして作る「ハンキング法」です。
茎から花びらすべてを保存出来る上に
気軽にできて失敗もあまりありません。
では実際に「ハンキング法」でブーケを保存する
作り方とコツをご紹介します。
①麻紐
②ハサミ
※花切りバサミならカットしやすいです
③S字フック
④新聞紙
※①~③すべて100円ショップにありますよ!
◆作り方
(1)下準備
束ねている状態からばらしましょう。
水につけていた部分は
水気をしっかり拭き取るかハサミでカットし、
余分な葉は取り除きます。
花もグリーンも種類別に分けておいてください。
(2)麻紐でしばる
種類別に分けた花やグリーンは
バラやカーネーションなど
花びらが大きいものは1本ずつに、
小花やグリーンは2~4本程度に小分け(※)
にしましょう。
それぞれ茎の先端部分を麻紐でしばり
S字フックにかける輪っかを作っておきます。
※あまり本数が多いと重なり部分の乾燥に
時間がかかったり、
時季によってはカビが発生する原因にもなります。
(3)吊るす
直射日光に当たらない風通しのいい場所(※)に
長くカットした麻紐を張り、
吊るすスペースを確保します。
麻紐でしばった花やグリーンを逆さまにし、
S字フックに麻紐で作った輪っかをかけ
吊るします。
※直射日光や風通しの悪い湿度の高い場所では
花を傷め、失敗の原因になります。注意しましょう!
(4)乾燥させる
約1~2週間でドライフラワーになります。
可能であれば扇風機や送風機を使って
乾燥時間を短縮させましょう。
乾燥時間が長くなると花の色が
悪くなりやすくなります。
(5)束ねてブーケにする
括り付けていた麻紐をほどき
ドライフラワーを新聞紙の上に並べましょう。
元のブーケの状態を再現して組み直すか、
小分けにした状態のものを活かして
束ねてください。
まとめたものは麻紐で括り付け、
長さがバラバラな場合は先端部分を
ハサミで切り揃えて形を整えたら完成です。
完成したブーケは花瓶に入れて飾るか
逆さまにしてスワッグのようにして
飾ってもおしゃれですよね。
ドライフラワーの作り方を
紹介している動画もあるので
こちらも参考にしてくださいね。
ブーケの保存方法その2:押し花にする
押し花はフレームアレンジや
キャンドルに張り付けるなど
加工後の飾り方が色々楽しめます。
ブーケの状態で保存するよりも、
形を変えて楽しみたい方におすすめの保存方法です。
では押し花の作り方ですが、
ドライフラワーと同様に様々な方法があります。
-
- 本や厚手のボードなど重石で作る方法
- 電子レンジで作る方法
- アイロンで作る方法
- 押し花シートで作る方法
押し花の作り方は、
時間と手間をかけるか、短時間で仕上げるかで
使う道具が変わってきます。
希望に合わせて選ぶといいでしょう。
この4つの中でおすすめの方法は
「アイロンで作る方法」です。
時間と手間がさほどかからず、失敗も少ない上に
花の色がきれいに残せます。
では実際に
「アイロンで作る方法」でブーケを保存する
作り方とコツをご紹介します。
①アイロン
②アイロン台
③キッチンペーパー
④ピンセット
※100円ショップにもありますよ!
⑤アクリルフレーム
※希望の飾り方に合わせて選んでください
◆作り方
(1)下準備
花びらが多く重なり部分のある大きな花(※1)は
花びらを一枚一枚ばらしておきましょう。
平たくそのままプレスできそうな花(※2)は
茎を取り除いて花のみにするか、
余分な葉を取り除いて下処理してください。
※1 バラやダリア、トルコキキョウなど
※2 紫陽花やストック、アネモネなど
グリーンは厚みのあるものは
押し花に不向きなので外し、
厚みのないものは出来上がりをイメージして
余分な葉を取り除いく下処理をしましょう。
(2)キッチンペーパーで挟む
複数枚重ねたキッチンペーパーを
アイロン台の上に乗せ
下準備した花を
他の花と重ならないように並べます。
上から複数枚重ねた
キッチンペーパーをのせて挟みます。
(3)アイロンで乾燥させる
設定温度を低温(※1)にし、
キッチンペーパーで挟んだ花を
プレスしていきます。
一度目は30秒を目安にまんべんなくプレスし、
その後は10秒間隔(※2)で乾燥具合を
ピンセットで確認しながら
乾燥するまでプレスを繰り返します。
※1 低温設定にしないと花が焼けてしまうので
注意しましょう
※2 長時間で一気にプレスしようとすると
花が焼けてしまいます。
花びらがピンセットで持ち上げたときに
だらんと垂れ下がらず、
パリッとしていれば乾燥できています。
(4)飾る
アクリルフレームや写真立てなど
希望の飾り方にあった小物を用意し、
押し花を飾りましょう。
この時もピンセットを使うと
きれいに仕上がります。
アロマオイルを入れて
ボタニカルキャンドルを作っても
とってもおしゃれですね!
100円ショップのロウソクと
紙コップで作れる手軽な作り方もあります。
アイロンを使って押し花を作る方法を
紹介している動画があるので
こちらも参考にご覧ください。
ブーケの保存方法その3:プリザーブドフラワーにする
プリザーブドフラワーは購入すると高価ですが
見た目も美しくアレンジもしやすいので
自分で加工できたら嬉しいですよね。
作り方は、液体を使って
脱水・着色をする流れですが、
液体の種類がいくつかあるのでご紹介します。
-
- 消毒用エタノールと精製グリセリンを使う方法
- プリザーブドフラワーA液、B液を使う方法
- 1種類の液に浸けるだけの方法
2つ目と3つ目は市販の溶液です。
脱水と着色を行う工程を分ける場合は
液が2種類。
脱水と着色を同時に行う場合は液が1種類。
という違いです。
市販の溶液を使用すると、
着色の際の色を作る手間がなく
初心者でも安心して作ることができますね。
ですが複数の色を使って作りたい場合や、
今後プリザーブドフラワーを作る
予定がない場合には費用がかかる上に、
使用する液が大量に残ることも。
そこでここでは
ドラックストアで手軽に安く購入できる
「消毒用エタノールと精製グリセリン」
を使った作り方とコツをご紹介します。
①消毒用エタノール
②精製グリセリン
③インク
※万年筆用 赤、青、黄、黒を組み合わせて着色
④ゴム手袋
⑤ピンセット
⑥密閉容器
※脱水・脱色時に使用します
花の大きさに合わせて必要個数揃えてください
⑦容器
※着色液や乾燥剤を入れるために使用します
電子レンジ対応可能なものが望ましいです
手間でなければ密閉容器で兼用も可能
⑧花切りハサミ
⑨アルミホイル
⑩キッチンペーパー
⑪乾燥剤(シリカゲルなど)
※④~⑩は100円ショップにもありますよ!
◆作り方
(1)下準備
加工後にアレンジしやすいように
花は茎から2~3cmの長さにカットします。
茎は潰れないように斜めにカットし、
30分程度水を吸わせて花を元気な状態に
しておきましょう。
グリーンもプリザーブドフラワーに
加工可能ですが、アレンジに使用するか否かで
取り入れるか決めてくださいね。
(2)脱水・脱色
密閉容器に消毒用エタノールを入れ、
ピンセットを使って花をしっかり浸します。
花が浮かないように上からアルミホイルを被せ、
蓋を閉めたら1日以上(※)浸け置きしましょう。
※脱水時間が短すぎると花の変色や傷みの
原因になるので注意が必要です。
(3)着色
容器にグリセリンと水を
2:1の割合で混ぜ入れ、
インクを数滴入れて着色液を作ります。
着色液は電子レンジで35℃程度に
加熱(※)しましょう。
花の茎部分のみ着色液に浸け、
直射日光の当たらない場所で
1日程度様子を見てください。
希望の色の濃さになったら着色完了です。
※花が着色液を吸い上げやすくなります。
(4)乾燥
着色が済んだ花は
キッチンペーパーで水気をとり、
乾燥剤を入れた容器に入れて日陰で2日程度
乾燥させてください。
ドライヤーでの乾燥や、自然乾燥は
花を傷めたり色素の劣化を引き起こす
原因になるため、
必ず乾燥剤を使って乾燥させてくださいね。
乾燥できたらプリザーブドフラワーの完成です。
(5)アレンジ
プリザーブドフラワーが完成したら
希望のデザインに合わせて
アレンジを作ってみましょう。
①好みの花器やフレームなど
②ドライ用オアシス
③ハサミ
※ワイヤーが切れるタイプ
④ワイヤー
⑤フローラルテープ
⑥カッター
⑦グルーガン
※アレンジによってはグルーガンは不要です
※④~⑦は100円ショップにもありますよ!
用意するものが揃ったら、
完成したプリザーブドフラワーを使って
実際にアレンジメントを作ってみてください。
使う花の種類や大きさに合わせて複数個
アレンジを作ってみるのも
いいかもしれません。
市販の溶液1種類で作る
プリザーブドフラワーの作り方を紹介している
動画があるので
こちらも参考にしてみてくださいね。
アイスフラワーでブーケは保存できる?
自分で加工・保存はすることはできませんが、
『アイスフラワー』というフリーズドライ製法で
ブーケを保存できるのはご存知でしょうか?
専用の特殊な機械を使って
新鮮な花を短時間で凍らせ、
真空状態で乾燥させるフリーズドライ製法。
水分が「氷のまま昇華」することから
『アイスフラワー』と呼ばれています。
花の色や風合いがほとんど劣化することがなく
生花ブーケの状態に近い見た目です。
専門店によって多少異なりますが、
直射日光や高温多湿を避ければ
10年以上きれいな状態で保存可能です。
ブーケを結婚式当日の形や見た目に近い状態で
加工・保存したい方には、
『アイスフラワー』はおすすめの加工方法です。
結婚式のブーケを保存する場合の3つの注意点とは
ここまで様々なブーケの保存方法を
ご紹介しましたが、
保存する場合にはいくつか注意点があります。
自分で加工する場合、
そして専門店へ加工依頼をする場合、
どちらにも共通する注意点があるので
結婚式のブーケを
アフターブーケとして保存するなら
目を通しておいてくださいね。
1.新鮮なうちに加工してしまう
アフターブーケを
どの加工方法で保存するかに限らず
きれいな状態で保存を望むのであれば
新鮮なうちに加工することをおすすめします。
生花は時間が経つと傷みから
変色や変形をおこします。
特に夏場などは傷む速度も速いので、
専門店へ依頼する場合ならば
使用後すぐに専用BOXで配送すると安心です。
使用後に自分で加工保存する場合は、
根本をハサミでカットし水を吸わせやすくする
「水切り処理」を施したり、
直射日光の当たらない涼しい場所で保管するなど
なるべく花が元気な状態を保てるように
工夫するといいかもしれませんね。
後ほどご紹介する専門店の中には
傷んだ花を無料で交換してくれるサービスを
行っているお店も。
専門店へ依頼する場合にも基本的には
新鮮なうちに加工することが大前提ですが、
もし時季的に不安があるようなら
傷んだ花に対応してもらえるか
調べてみるといいかもしれませんね。
2.保存できない花もある
アフターブーケの加工・保存には
不向きな花や植物がいくつかあるのを
ご存知でしょうか?
- ラン類(コチョウラン、カトレア、
バンダ、シンビジュームなど) - 多肉植物(アンスリウム、カラーなど)
- プルメリア
- 実もの…etc.
基本的には水分量が多く、肉厚な花や植物が
不向きのようです。
加工方法によっては保存可能な場合もあるので、
気になる方はブーケの担当スタッフや
加工の専門店へ問い合わせてみてくださいね。
アフターブーケとして保存するなら
結婚式のブーケを造花で作るのもおすすめです。
生花で作るブーケは魅力も沢山ある反面、
難しい問題もありますね。
希望の花が加工に不向きな場合は
他の花で代用できるか検討してみましょう。
3.事前に練習しておくと安心
結婚式のブーケを自分でアフターブーケにできる
3つの保存方法をご紹介しましたが、
自分で作ってみよう!と思われる方には
事前に練習しておくことをおすすめします!
保存方法によっては用意するものが多かったり、
慣れない着色作業があったりしますよね。
結婚式の準備で忙しいかもしれませんが、
大切なブーケで失敗しないためにも
一度ブーケに使用する予定の花を買って
練習してみましょう。
実際にブーケを加工・保存する際に
安心して臨めますよ。
結婚式のブーケを加工してくれる専門店をご紹介!
結婚式のブーケを自分で保存する方法を
見てみたけれど
やっぱり専門店へ依頼しようかな…
と悩まれていませんか?
ここからは、そんなお悩みのあなたに
結婚式のブーケを加工してくれる
専門店をご紹介します!
専門店は、取扱加工方法別になっているので
これから自分で探される予定の方も
参考に見てみてくださいね!
kannax(カナックス)
~独自のドライ加工製法で生花の美しさを残します~
取扱加工方法:ドライ加工、押し花加工
特徴:
①安心の365日サポート体制
②カナックスの独自製法で
酸化と紫外線からお花を守る構造で
仕上げています。
【kannax(カナックス)】
⇒アフターブーケのカナックスの公式ホームページはこちら
Xing Flower(シンフラワー)
~四万件を超えるオーダーメイド実績~
取扱加工方法:ドライ加工、押し花加工
特徴:
①安心の1年間完全保証、10年サポート
②できるだけそのままの形で
ブーケを残したいという希望を叶える
「大きなサイズのガラスボトル」。
【Xing Flower(シンフラワー)】
⇒ブーケ保存専門店 シンフラワーの公式ホームページはこちら
NATURE FLOWER(ナチュールフラワー)
~プリザーブドフラワー加工専門店~
取扱加工方法:プリザーブドフラワー加工
特徴:
①1年間無料にてお直し
②プリザーブドフラワーを加工する
スペシャリスト”プリザービスト”が製作
【NATURE FLOWER(ナチュールフラワー)】
⇒プリザーブドフラワー加工専門店 ナチュールフラワーの公式ホームページはこちら
アイスフラワーブーケ
~自然美を「マイナス30度」で
瞬時に閉じ込める奇跡のブーケ~
取扱加工方法:アイスフラワー加工
特徴:
①ブーケの痛みが酷い場合は了承を得て
無料で新しい花と交換。
②独自のボックスを使用し、
10年以上きれいなまま保存可能。
【アイスフラワーブーケ】
⇒アイスフラワー専門店 アイスフラワーブーケの公式ホームページはこちら
ご紹介した専門店の他にも
アフターブーケに加工してくれる
専門店は沢山あるので、
希望にあわせて探してみてくださいね!
まとめ
いかがでしたか?
結婚式のブーケを自分で保存したい!
という方から、
やっぱり専門店へ加工の依頼をしようと
悩まれている方まで、
ブーケの加工方法について
色々お伝えできたのではないでしょうか。
- ドライフラワー
- 押し花
- プリザーブドフラワー
- アイスフラワー
ご紹介した『アフターブーケ』に保存する
加工方法はこの4つでしたが、
実際に専門店では希望の飾り方にあわせて
様々なデザインが選べます!
どんな形でブーケを保存しようか
悩んでしまいますね!
結婚式の後も、おふたりの幸せの形が
長く素敵な状態で保存できるといいですね!
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