結婚は当然に夫婦両方の合意が要りますが、
実はそれは離婚においても同様です。
それだけに、一方が離婚したいと考えても、
離婚のきっかけがないという事も
起こりえます。
特に、相手に何らかの
大きな落ち度が無ければ尚更です。
そんな離婚のきっかけがない時の
離婚理由はどうすればいいのでしょうか。
結婚していても、他に好きな人ができたり
ふとした拍子で冷めたりしたら…。
実は離婚のプロでもある私も、
ごく稀にそんな相談を受けています。
そこで今回は、離婚のきっかけがない時に
好きな人ができたり冷めたりした時の
離婚理由や切り出し方、
そして断られた時の対処法などについて
お伝えします。
あなたの離婚に、お役立て下さいませ。
離婚の決定的なきっかけがない場合どうしたらいいの?
離婚の決定的なきっかけがない場合は、
どうしてもムリに離婚の理由を
作る必要があります。
一番簡単なのは
「自分からわざと嫌われるようにする」
でしょうか。
浮気をしたり、お金を使いこんだり、
あるいはひたすら暴言を吐いたり…。
ただし、これらは
離婚の条件を話し合う時に、
自分を不利な立場にしてしまうため、
それでもなお離婚したいのかどうかを
しっかり考えてから実行しましょう。
決定的な理由がなくても離婚はできる?
離婚は、特に決定的な理由がなくても
一応できます。
夫婦双方が納得しさえすれば、
離婚に特に理由は必要ありません。
ただし、特に
離婚のきっかけがないような状況であれば、
大抵、相手は離婚を拒否するでしょう。
そうなってくると、
色んなトラブルに発展しかねませんので、
ご注意くださいませ。
最低限、離婚を切り出すにしても、
相応の下地を作ってからにしましょう。
離婚の切り出し方を理由別でご紹介!
結局、結婚もそうですが
離婚も相手あっての物種ですから、
相手を納得させるだけの理由が
重要になります。
とってつけたような理由ではダメですし、
特に理由もないなら、
相手は平然と拒否してくるでしょう。
ただ、
一昔前の成田離婚のような例外を除いて、
一般的に夫婦一方が離婚を考えている場合は、
もう一方も薄々離婚を意識している事が
多いですから、元々離婚は
時間の問題ともいえるかもしれません。
これらを前提に、次の章から
理由別に離婚の切り出し方をお伝えします。
1.好きな人ができた場合の切り出し方
まずは「好きな人ができた場合」です。
これは片思いなのか、
あるいはすでに不倫関係なのかで、
大幅に変わってくるでしょう。
後者なら、ある意味離婚は簡単です。
自分から不倫を相手にバラせば、
(慰謝料は必要でしょうが)
離婚に応じてくれるでしょう。
ただし、単なる片思いなら、
大抵の方なら「目を覚ませ」と
あなたを説得にかかります。
このため、この場合は
相手から嫌われる等の下地作りが重要です。
2.相手に冷めた場合の切り出し方
次に「相手に冷めた場合」です。
この理由の場合は、
冷めた元になる理由があるでしょうから、
そこを責める切り出し方をすれば十分です。
相手は「これから直すから」などと
食い下がる事も多いですが、
もはや手遅れですよね。
ただし、客観的に見て「そんなことで?」と
思われてしまうような理由の場合は、
別の肉付けが必要になります。
もっともらしい理由を考えましょう。
3.離婚理由が一人になりたい場合
さらに「一人になりない、
一人に戻りたい場合」です。
結婚してみたけど、
どうしても息苦しさや閉塞感、
不自由を感じれば
離婚したくなる事もあるでしょう。
そんな時には、素直に
その理由を切り出せば問題ありません。
多くは、まず
「別居」を提案されるでしょうが、
それでもあなたの気持ちが変わらなければ、
相手は結局、離婚に応じるしかありませんからね。
4.性格の不一致が離婚理由の場合
そして「性格の不一致を感じた場合」です。
些細なことでも
相手と性格が合わないと感じれば、
苦痛ですよね。
ただこの場合は、実は相手も同様に
合わないと感じている事も多いため、
離婚を考えるほどの段階なら、
素直にそれを伝えましょう。
そもそも性格の不一致は、
実際の離婚理由でも一番多い理由です。
性格が歩み寄れないほど違うと感じているなら、
きっと相手も同じように感じているでしょう。
それにしても、
離婚理由に納得できないと言われた場合は
どうすればいいのでしょうか?
次の章では、この点についてお伝えします。
49店舗離婚理由に納得できないと言われた場合はどうすればいい?
離婚理由に納得できなくて、
相手に離婚を拒否された場合は、
まずは調停を申し立てる方法が現実的です。
この場合は、客観的に考えて
納得のいく離婚理由が必要になりますが、
少なくとも相手に
「それほど本気で離婚を考えている」
ことは伝わります。
ちなみに、
調停でも離婚が成立しなかったら、
その後は裁判離婚です。
裁判でも通じる離婚理由を用意して、
裁判に挑みましょう。
まとめ
今回の記事では、
離婚のきっかけがない場合の離婚について
- 相手に嫌われるのが簡単
- 両者が合意すれば理由は不要
- 不十分な理由でも、離婚を切り出せば
結果的にそれが離婚原因になりうる - 相手が応じないなら調停か裁判
とお伝えしました。
結局、夫婦関係は両者の思いが重要であり
一方が離婚を考えれば続きません。
幸い、今は離婚しやすい時代ですから
早期に別れ、次の行動に移りましょう。
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