今時は随分と離婚する夫婦も増えましたが、
当事者にとって離婚を切り出すのは、
本当に勇気がいることです。
相手もそうですが、自分だって
今後の人生がガラリと変わってしまう
訳ですから、当然といえば当然ですけどね。
離婚のプロでもある私は、そんな
勇気のいる離婚の切り出し方の指南や、
離婚を切り出す勇気が持てずに
後押しを依頼されたこともありました。
そこで今回は、
そんな離婚を切り出す勇気を持つための
方法や事前準備のポイント、
タイミングや各シーン毎の切り出し方について
お伝えします。
あなたの離婚に、お役立てくださいませ。
離婚を切り出す勇気が持てる方法はあるの?
離婚を切り出す勇気が持てる方法は、
いくつかあります。
具体的には、例えば
以下のような方法はいかがでしょうか。
- 離婚後の生活を何度もイメージする
- 相手のイヤなところを何度もイメージする
- 未来の再婚相手を何度もイメージする
簡単に言えば、現在(相手)のイヤな部分を
強く考えて「この生活を一生続けるのか?」と
自らに問いかけ、または
未来の明るいイメージをどんどん膨らませて、
そのためには…と離婚を自分で後押しする訳です。
離婚を切り出す前にしておくべきこととは?
離婚を切り出す前には、
離婚を切り出した直後から
離婚後の生活安定までの、
一通りのイメージと準備をしておくことが
重要です。
つまり、
相手との離婚(条件)についての話し合い、
離婚後の住居と仕事、などについてですね。
これらへの
具体的なイメージと準備をすることで、
それがそのまま離婚を切り出す勇気にも
繋がります。
十分に準備をしてから、
離婚を切り出しましょう。
離婚を切り出すタイミングはいつがベスト?
離婚を切り出すタイミングは、
基本的に先ほどの離婚準備が
完了したタイミングがベストです。
引き伸ばしても良いことはありませんし、
離婚するのも面倒になりかねませんからね。
このため、100%ではなく
90%程度の準備ができたら
離婚を切り出しましょう。
離婚はどうしても
エネルギーの要ることですから、
ある程度は勢いも大事になります。
未来のない現在には早急に見切りをつけ、
なるべく早期に未来を明るくしていきましょう。
離婚の切り出し方をシーン別でポイントをご紹介!
一般的な離婚というのは、
青天の霹靂のようなケースは実は少なく、
その多くは「いつかは
離婚を言われることは分かっていた」
というケースになります。
あとは単純に、いつになるのかという
時間の問題なわけですね。
ただし稀に、
まさか離婚を言われるとは思わなかった…
などという方もいるため、
相手の心情に合わせる配慮も
一応重要になります。
これを前提に、次の章から
具体的な離婚の切り出し方をお伝えします。
1.妻への離婚の切り出し方
夫が妻に離婚を切り出す場合は、
基本的に「経済面への配慮」を意識しつつ
切り出しましょう。
今は共働きが普通といわれる時代ですが、
それでも妻によっては経済力が低く、
離婚後の生活に対する不安が
出てくることもありますからね。
離婚する相手への配慮など
考えられない方もいますが、
相手が離婚に応じなかったら
調停や裁判をする必要が出てきます。
無用な争いを避けるためにも、
少しだけ大人になりましょう。
2.夫への離婚の切り出し方
妻が夫に離婚を切り出す場合は、
実は先ほどと同様に「経済面への準備」を
整えつつ切り出すことが重要です。
夫の中には、自身の経済力を武器に
「アイツから離婚を切り出すハズがない」と
タカをくくっている方がいますからね。
離婚後はこうやって生活していく、
だからもうあなたは要らない…
こんな流れで夫に離婚を突きつけましょう。
3.新婚だけど離婚したい場合の切り出し方
新婚だけど、
早速離婚したい場合の切り出し方としては、
険悪なムードの有無で
少し変わってくるでしょうか。
険悪なムードがあるならそのままに、
無い場合は相手がゴネることも予想できるため、
まずは相手に嫌われるところから始めましょう。
離婚は両者の合意があってこそスムーズにでき、
一方的なほどに離婚できません。
嫌われるのも意外と面倒なことですが、
仕方ないと考えてがんばりましょう。
4.子供がいる場合の離婚の切り出し方
子供がいる場合の離婚の切り出し方としては、
やはり「子供の将来を考えてこその離婚理由」
を用意するのがいいでしょう。
親の中には、
DVや暴力、育児放棄などを筆頭に、
親としての資格がない人も一定数います。
そこを責めるわけです。
ただし、中には
親としての資格がないにも関わらず、
「子供のためにも夫婦は揃っているべき」
などと考える方もいます。
どちらが正論か、じっくり考えましょう。
5.家庭内別居中の離婚の切り出し方
家庭内別居中の離婚の切り出し方は、
実に単純ですね。
「別居してみたけど、やっぱりムリ。
離婚しましょう」でいいでしょう。
あるいは、さらに
本物の別居を切り出す方法もアリです。
別居は離婚の第一歩ですから、
相手も話に乗ってくるでしょう。
ただし中には、
あくまで別居は冷却のためだと
ゴネる方も一定数います。
その場合は例えば調停を起こすなど、
別の対策を検討しましょう。
離婚を切り出した後後悔しやすい場合とは?
離婚を切り出した後で
後悔しやすい場合とは、
やはり以下のような場合です。
- 離婚(後)への準備不足
- 売り言葉に買い言葉で離婚
- 離婚後に孤独等を感じた時
つまり、経済的な準備やココロの準備が
不十分な状態で離婚すると、
人は離婚を後悔します。
とはいえ後悔しても原則、
復縁は難しいですから、
過去にすがるより未来に向かって
がんばっていきましょう。
まとめ
今回の記事では、
離婚を切り出す勇気が持てる方法として
- 離婚後をイメージする
- 現在の不幸をイメージする
- 明るい未来をイメージする
とお伝えしました。
他にも、離婚を切り出す時は
- 離婚への準備が大事
- 切り出すのは準備完了時
- 準備不足は後悔しやすい
とお伝えしました。
離婚は結婚と同じく
人生を左右する一大イベントですから
決断は簡単でなくて当然です。
しかしそれでも勇気を持って離婚を切り出し
その後の人生を明るくしていきましょう。
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