一般的な離婚は、思い立った時に
即日できるものではありません。
大抵は、ある時から離婚を考え始め、
そしていつしか離婚を決意し、
十分な事前準備を経て相手に離婚を突きつけ、
話し合いが始まります。
そしてその長い道中で、途中で
離婚への決意が揺らぐ方もいるものです。
離婚のプロでもある私も、
離婚相談に乗っている最中に、
その決意が揺らぐ方を沢山見てきました。
そこで今回は参考に、
離婚の決意が揺らぐ理由や、
決意がブレないための方法などについて
お伝えします。
あなたの離婚に、お役立て下さいませ。
離婚の決意が揺らぐ時とは?どんな理由がある?
そもそも、離婚は結婚の
3倍のエネルギーが要ると言われています。
そのため、離婚に至る前に
エネルギーが尽きてしまうこともあるのが
現実です。
そうなれば、人は現状維持を優先したり、
離婚しなくていい理由を探したり
してしまう傾向にあります。
もちろん当人が離婚回避でもいいなら
問題ありませんが、離婚したいのなら、
十分に気力と体力の充実を図りましょう。
その上で、次の章から具体的な
決意が揺らぎがちな瞬間や理由について
お伝えします。
1.離婚の話し合いが思うように進まない時
まずは『離婚の話し合いが
思うように進まない時』です。
これは特に、
相手が離婚そのものを拒否していたり、
あなたが無茶な条件を突きつけていたり
する場合に、よく見られる理由になります。
話し合いが進まない苛立ちが、
話し合いを避けたい心理を生む訳です。
結婚も離婚も、相手あっての物種ですし、
人は中々自分の思い通りには動いてくれません。
事前に別居したり、条件を下げたり、
何らかの対策を取りましょう。
2.寂しさや虚しさが溢れてきた時
次に『寂しさや虚しさが溢れてきた時』です。
これは特に、離婚後の生活を想像してみたり、
相手との過去の楽しかった出来事を
思い出したりした時に、
起こりやすい理由になります。
少なくとも相手は、一度は
結婚するほどに愛した異性ですから、
当然かもしれません。
残念ながら人は移ろいやすく、
あなたが愛した相手は
すでにこの世におりません。
過去とは早期に決別し、改めて
幸せを掴むための行動をしていきましょう。
3.子供と父親との関係を見つめ直した時
そして『子供と父親(母親)との
関係を見つめ直した時』です。
これはつまり、子供からすれば
父母が揃っている方がいいのでは…
などと考えた時ですね。
子供と父親の関係が良好な時には、
尚更に考えてしまい、そして
離婚の決意が揺らぐ理由になります。
もちろん子供の未来や気持ちを考えて、
子供を優先する姿勢は何も悪くありません。
ただし、夫婦仲が悪い姿を見せ続けるのは、
本当に子供にとって良いことなのでしょうか。
4.自分の気持ちが判らなくなってしまった時
最後は『自分の気持ちが
判らなくなってしまった時』です。
これは特に、離婚理由が不十分だったり、
離婚後の生活がイメージできなくなったり
した時に、起こりがちな理由になります。
特に妻なら、
離婚後のお金の問題を考えた時に、
この状態に陥りがちです。
結婚も離婚も、
基本的には人間の感情の問題ですが、
一方で感情だけでもなく、
様々な問題が絡みますからね。
こんな時は、ゆっくりじっくり
自分の気持ちを整理しましょう。
離婚を決意した時に起こすべき行動とは?
離婚を決意した時には、
まずは情報収集をするべきです。
あるいは専門家に相談するのも
手かもしれません。
(少しでも有利に)離婚するためには、
何をどうしたらいいのか、
事前にどんな準備をすればいいのか、
そうして物理的な準備をしつつ
気持ちを固めていきましょう。
ちなみに、最初は『別居から』
という方もいますが、
別居は別居で事前の対策が必要です。
それも含めて、まずは離婚に関する
様々な情報を集めましょう。
離婚を決意した人達のきっかけとは?
離婚を決意した人達のきっかけは
実に様々ですが、代表的な例としては、
以下のような場合です。
- これ以上一緒にいるのはムリと判断した時
- 相手の性格等が変わらないと判断した時
- 浮気やDV、浪費など、明確な理由が現れた時
ちなみに、必ずしも離婚は
夫婦間の問題ばかりでなく、
互いの両親や子供、親戚や友人などが
原因になることもあります。
離婚を決意した女の気持ちとは?
離婚を決意した女性の気持ちは、
固い決意を維持し続けている方もいる一方で、
特に経済的な理由から気持ちが揺らぐ中で、
強引に離婚に向けてガンバる方もいます。
結局は人による…ということでしょうか。
実際に離婚するまでは、
いくらでも軌道修正は可能です。
しかし一方で、
離婚後に再婚する考えもあるなら、
離婚は早い方がいいです。
慎重に、かつ早急に、気持ちを固めましょう。
49店舗離婚の決意がブレない為にできる4つの事とは?
繰り返しになりますが、
離婚を決意した方の中には、
どうしても一定の理由から、
決意が揺らぐ方もいるものです。
それほど結婚も離婚も、後の人生に
大きく影響を及ぼす重い決断という事でしょうね。
しかし、決意が揺らぐ中では
中々離婚もできません。
もちろん離婚しない選択肢もアリという前提で、
同時に決意をなるべくブレなくする方法も
知っておきましょう。
次の章から、その具体的な方法をお伝えします。
1.離婚を決意した理由を明確にしておく
まずは『離婚を決意した理由を
明確にしておく』です。
特にこれは、浮気やDVなどの
分かりやすい理由ではなく、
正確の不一致に起因するような離婚理由の時に
重要になります。
なぜ離婚を決意したのか、
忘れないように紙に書いておくのも有効です。
なお、まれに周囲から
『そんな理由で離婚するの?』などと言われ、
心変わりする方もいます。
しかし結婚と同じく離婚も、
周囲の意見は無視して構いません。
心を強く持ちましょう。
2.いつまでに離婚したいのかの期間を決めておく
次に『いつまでに離婚したいのかの
期間を決めておく』です。
同棲や別居と同じく、期限を決めておかないと
ズルズルしてしまう訳ですね。
ちなみにこの点は、離婚後の再婚を考えると、
急ぎたい気持ちを固めやすくなるでしょう。
中々先の人生は考えにくいものですが、
どうしても結婚も再婚も、
特に女性は年齢が重要です。
まだ男性に選ばれる年齢のうちに、
早期に離婚してしまいましょう。
3.離婚の決意がブレない為に別居をする
そして『離婚の決意がブレない為に
別居をする』です。
これは先ほどの期限も絡みますが、
やはり別居は一時的な離婚状態を
生み出しますから、決意を固めるのに
有効な手段になります。
『〇ヶ月別居しても気持ちが
変わらなかったら離婚しよう』等と
決めておきましょう。
ただし、別居してみて相手の大事さが分かり、
元サヤに戻る可能性もあります。
しかし、それならそれで
無理に離婚する必要はありません。
柔軟に考えていきましょう。
4.離婚を決意した気持ちを口にする
最後は『離婚を決意した気持ちを
口にする』です。
やはり人間は、
アタマの中でだけ考えているより、
口から出して自分の耳で聞くと、
より決意が固まります。
何ならさらに、それを
『友人達に聞いてもらう』ことで
決意表明すると、さらに効果的です。
ただし友人に聞いてもらうと、
後戻りがしにくかったり、準備が整う前に
相手に意思を知られたりしてしまう
危険性もあります。
誰に決意表明するかは、慎重に選びましょう。
49店舗まとめ
今回の記事では、
離婚の決意が揺らぐ時として
- 話し合いが中々進まない時
- 負の感情に負けそうな時
- 子供のことを考えた時
- 自分の気持ちが曖昧になった時
とお伝えしました。
さらに、決意をブレなくする方法として
- 理由を明確にしておく
- 期限を決めておく
- 別居する
- 気持ちを口にする
とお伝えしました。
離婚は本当に重い決断ですから
気持ちが揺らぐのは何もおかしくありません。
ただ、揺らぐ中では決断も準備もできません。
準備をしながら気持ちも固め
離婚の話し合いに挑みましょう。
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